普段の生活のなかで、「顔はわかるのに名前が出てこない」「今なにをしようとしていたのか忘れてしまう」などの物忘れが出てくると気になるのが、脳の老化。
こうしたサインを感じたら、早めの予防と対策を実践しましょう。
想像力に関わる右脳の働きを活性化させるには?
人間の脳のうち、右脳は左半身を、左脳は右半身をつかさどっており、そのうち右脳は想像力に深くかかわっている部分です。
右の鼻を指で押さえ、左の鼻の穴からだけ息を吸い込んで、同様に左の鼻の穴から吐けば、右脳に優先的に刺激が送られ、右脳の働きが活性化します。4秒間ほどかけて吸い、8秒間ほどで吐くくらいの、ゆっくりとしたペースで行うのがポイントで、根気よく4〜5分続けると効果が期待できます。
利き手ではないほうの手を使って脳のリフレッシュ
また、普段から利き手以外の手を使うことで、脳に新鮮な刺激を与えるのもおすすめです。つまり、右利きの人なら左手を使えば、右脳を活性化し、脳全体がリフレッシュされるというわけです。
字を書いたり箸を使ったり、あるいは細かい作業をしたりすることは利き手以外ではできないので、たとえば料理を作るなど、両手をフルに使う作業をするのもいいと思います。
キャッチボールはあえて子どもと一緒に
脳の老化は、日頃の小さな努力・心がけで進行を少しでも遅らせることができます。
たとえばジグソーパズルなら、なるべく速く凹凸の切れ端に合うピースを見つけ、瞬時にはめ込むという作業が右脳をフル稼働させます。
また、キャッチボールでも、手足を動かすことが大脳の刺激になります。特に、相手が子どもの場合はボールが定まらず、瞬時にどこに飛ぶかを予想することになりますので、右脳の空間認識力が刺激されてとてもいいのです。
脳の若さを保つのに必要な栄養素
若々しい脳を保つには、次のような情報伝達物質をつくる栄養素の補給も不可欠です。
レシチン
情報伝達物質であるアセチルコリンのもとになる栄養素で、納豆・おからなどの大豆製品や卵黄に多く含まれる。
また、レシチンの一種でホスファチジルコリンというサプリメント成分も、脳の細胞膜を構成する重要な成分で、衰えた脳機能を回復させるパワーを持っている。
EPA・DHA
脳の活性化に不可欠な成分。
ビタミンE・イチョウ葉エキス
脳細胞に酸素や栄養素を運ぶための血行促進を助ける。
また、脳細胞は酸素消費量が大きく、活性酸素が発生しやすい部位でもあるため、抗酸化作用のあるビタミンC・Eやポリフェノール、色素成分のカロテノイドなども普段から取り入れましょう。
女性の場合は、更年期以降のホルモンの喪失とアルツハイマーに関連性があるといわれていますが、予防には大豆イソフラボンが効果的とされています。
ストレス要因の除去や乱れた食生活の改善も大切
もちろん、ストレスやそれに伴う疲労、あるいは不健康な食生活も、脳にダメージを与えて働きを鈍化させ、脳の衰えを早めてしまいます。仕事のトラブルや人間関係の悩みを抱えていないか、忙しさにかまけていい加減な食事をしていないかなど、日々の生活をいま一度振り返り、少しずつでも解決・改善するよう心がけていくことが大切です。