糖質を含む炭水化物はダイエットの敵と思われがちですが、逆に「日本人の体に合ったものをいただくことこそがダイエットの近道」という考え方もあるようです。
体に合ったものをあるがままの姿で
東洋医学の食養生には「身土不二」という言葉があります。これは「生まれ育った土地で採れるものを食すことが体に一番よい」という意味です。
欧米化したと言われる日本人の食生活ですが、それでもまだ100年と経っておらず、今でも主食はお米です。そのような体に合ったものを無駄なく食べれば気の巡りがよくなり、自然に必要なものは残し、余分なものは除かれていきます。
つまりこれが、太りにくく痩せすぎない体を作るという考え方です。
[スポンサーリンク]
玄米ダイエットのポイント
ただし、このダイエットでは米ではなく玄米を食べ、次の3つがポイントとなります。
玄米選び
米には五大栄養素や食物繊維もバランスよく含まれていますが、ビタミンやミネラルのほとんどは糠の部分にあるため、精米するとそれらが失われてしまいます。その意味でも、玄米のほうが理想的です。
一口100回を目標に噛む
玄米は硬い分消化しづらく、しっかり噛んで軟らかくしてから飲み込まないと、胃腸に負担をかけ、逆に代謝を悪くしてしまいます。よく噛んで細胞や分子レベルで分解することで、唾液を分泌させることが大切です。
おかずも硬めに作る
おかずもあまり軟らかくしないようにし、野菜や魚は丸ごと食べられるものがおすすめです。
根菜類などは、皮をむかずに調理するほうが素材のおいしさや歯ごたえを感じられ、よく噛んで食べることにつながります。
おかずに手を加えすぎない調理を
また、おかずは加工して素材の元の姿がわからないものは避けましょう。手を加えすぎず調理すれば、料理は必然的に噛みごたえのあるものになります。