離乳食を卒業してある程度大人と同じものを食べられるようになった幼児でも、大人と全く同じ食生活を送るわけにはいきません。特におやつは幼児にとって重要な役割を担っています。
楽しみな時間にすることも意識して
幼児期は体の発育や運動が盛んなため、多量のエネルギーや栄養素が必要です。しかしまだ消化機能が十分発達していないので、1日3回だけの食事では必要なエネルギーや栄養素が不足しがちです。そのため、食事と食事の間に食べるおやつが栄養補給のためにも必要なのです。
また、おやつの時間は休息や気分転換になるので、子どもにとっての楽しみな時間として、精神的にも大きな意味を持ちます。そのため、栄養や効率だけでなく、子どもが喜ぶメニューを工夫することも大切です。
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牛乳の飲みすぎに注意!
幼児のおやつには食事で摂りにくい食品を取り入れ、不足しがちな栄養素を補いましょう。特に積極的に利用したいのは、牛乳やヨーグルトなどの乳製品と、果物・野菜類です。
乳製品は、おやつに添える飲み物を牛乳にするか、あるいはヨーグルトだけにしてもOKです。ただし、牛乳は150mlあたり100kcalもあるため、飲みすぎは肥満につながります。牛乳だけ飲むのではなく、食事のときは水かお茶にするなどしてカロリーを調整しましょう。
果物や野菜の自然な甘味を活かす
果物は自然な甘味があって食べやすく、たっぷり摂りたいビタミン・ミネラル・食物繊維なども補給できます。
野菜類では、さつまいもやかぼちゃなど、甘味をそのまま活かせるものがおすすめです。にんじんやほうれん草など子どもが苦手な野菜も、ケーキやクッキーに焼きこめばおいしく食べられます。
また、水分補給には果物や野菜ジュースもおすすめです。水分とともにビタミン・ミネラルもしっかり摂れます。