ベルモットは、白ワインをベースに、ニガヨモギなど多くの香草やスパイスを加えて風味を付けたフレーバードワインです。
甘口タイプのイタリアンベルモットは、カラメルが加えられており、甘味と色がついています。
辛口タイプのフレンチベルモットは、色ワインにブランデーが加えられており、糖分は少なく無色にちかい色です。
ベルモットの特徴
ベルモットは白ワインとニガヨモギを主体とする草根木皮などの薬草で作る酒で、甘味果実酒に分類されます。同じ種類としては、赤ワインに漬け込んだベルモットがあり、いずれも食前酒やカクテルの材料に用いられます。また、甘口と辛口があり、イタリア産は濃色甘口、フランス産は淡色辛口といわれています。
ベルモットの歴史は古く、ギリシャ時代の有名な医者であるヒポクラテスが、ワインにシナモンとハチミツを入れて患者に飲ませたのがこの種のワインの始まりといわれています。
その後、17世紀にドイツでワインにニガヨモギの香味を浸出させたものが飲まれるようになり、ニガヨモギのドイツ語であるベルムートがラテン語に変わり、現在のベルモットになったといわれています。
ベルモットは、白ワインと同様、味によって温度を上下することにより、さらにおいしく飲むことができます。
ベルモットの人気&簡単レシピ
ブイヨンは使わず、あくまでも魚介の旨味のみで!海老よりも貝類の出汁の方が旨味が強いです。海老の頭は雑味が強いので、オススメはハマグリ。こどもが大喜び間違いなし♪
サーモンのパイ包み
パイ生地は上下に被せるのではなく、4辺で包み込むので作業しやすい上に、ホワイトソースの漏れも少ないと思います。焼き上がった形も綺麗♪卵白でしっかりパイ生地を密着させてください。
貝柱のオレンジベルモットソース
貝柱はくれぐれも焼き過ぎないように。風味を気にしなければ、コニャックやブランヂィーでもOKです。
アクアパッツァ
ドライベルモットは香草入りのフレーバーワインなので、香り豊かな仕上がりに。香草を使うようなお料理にも使えます。スイートベルモットだと甘くなるので、料理に使う際は「ドライ」がおすすめです。
牛肉のステーキ
コツはなんといってもベルモットを使うこと!ベルモット(今回使ったのは辛口(ドライ))は白ワインにハーブやスパイスの風味づけをしてあるお酒で、フランス料理店などでもよく使われているそう。単なる白ワインでは出せない味ですよ。
ノイリー プラット ドライ 750ml
原料ワインを屋外で長期熟成するなど、ユニークな製法がもたらす豊かでエレガントな味わいが特徴。フランス産の辛口のヴェルモットです。
マルティーニ エクストラ・ドライ 750ml ベルモット
世界各国から集めた上質なハーブやスパイスが80種類使用されています。イタリアで絶大な支持を得ているヴェルモットです。
サントリー チンザノ ベルモット エクストラ ドライ 750ml
チンザノ社の「エクストラ ドライ」はワイン本来の風味が生かされた辛口のベルモットで、多くはカクテルベースとして愛用されている。冷やして飲むと、よりいっそう深い味わいが楽しめます。
マルティーニ ヴェルモット ロッソ 750ml
イタリアンヴェルモットといえば「マルティーニ・ロッソ」といわれる程で、世界的標準の味わいが楽しめる甘口のヴェルモットです。
チンザノ ベルモット ロッソ 1L
上質な白ワインをベースに各種のハーブやスパイスをブレンドし、カラメルで色付けした甘口のヴェルモットです。