わさびには、ビタミンB1・B2やナイアシン、カルシウム、マグネシウム、カリウムが含まれています。
わさび(山葵)の効能
わさびはアブラナ科ワサビ属の植物で、原産地は日本です。西洋わさびと日本のわさびは異種類のもので、家庭用のねりわさびはこれらを混ぜたものがほとんどです。
わさびは、糖質の代謝を助けてエネルギーを作り出し、疲労回復に役立つビタミンB1や、細胞の新陳代謝を促進し、皮膚や粘膜の機能維持や成長に役立つビタミンB2、皮膚や粘膜の健康維持をサポートしたり、脳神経を正常に働かせたりするのに有効なナイアシン、骨や歯を構成するのに必要なカルシウムや、リン、マグネシウムなどを豊富に含むほか、カリウムも多いため、疲労回復や利尿、高血圧予防に効果を発揮します。
また、機能性のある栄養として、辛味成分であるアリルイソチオシアネートも多く含んでおり、強い殺菌作用があります。抗酸化作用も強く、活性酸素の発生や酸化を抑えてダメージを受けた細胞を修復し、免疫力を高めたり、動脈硬化やがんを防いだりする働きがあります。
わさびは、葉の縁がいきいきとして先端に変色や傷みがないもの、根茎が黒や暗褐色でなく鬆が入っていないもの、全体に太くゴツゴツしているものを選びましょう。
すりおろした残りは水を入れたコップに挿して冷蔵保存し、毎日水を換えれば1週間くらいはもちます。丸ごと冷凍すれば色や香りが保てます。
わさびの人気&簡単レシピ
鶏むね肉のステーキ レモンわさびソース
むね肉をやわらかく仕上げるコツあり!下味と調理方法に一工夫するだけで、やわらかジューシーな鶏むね肉のステーキが完成します。パサパサで物足りないむね肉のイメージが一変。わさびには大腸菌や黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ菌などの菌の増殖を抑える働きがあるので、食中毒対策にも役立ちます。
長芋とアボカドのわさびドレッシング和え
たんぱく質の消化吸収をサポートする「ぬめり成分」を含む長芋と、美容効果に優れたアボカドに、血栓の予防に役立つわさびがアクセント。長芋は包丁でサクサク切ってもOK。お好みの切り方で食感を楽しんでくださいね♪
おくらのわさび醤油漬け
すっきりおいしい!わさびが爽やかに香りながら、味を引き締めてくれます。オクラのネバネバ成分には疲労回復効果があるので、暑い夏にもおすすめですよ。
ワサビドレッシングのサラダ
ヤミツキ必至の簡単ワサビドレッシング。これをかけたサラダはたちまち大人な仕上がりに♪わさびは溶けにくいので、ミニ泡だて器を使うと便利。お酢はお好みで。めんつゆの代わりにしょうゆを使う場合は、少量のみりんを足すと、より美味しく仕上がるようです。