じゅんさいには、食物繊維やカルシウム、カリウムが多く含まれています。
じゅんさいの効能
じゅんさいはスイレン科の植物で、アジア・アフリカ・オーストラリアの温帯地域の水のきれいな池や沼に自生しています。日本でも全国に分布し、古くから食用とされています。
生のものはさっとゆでて食べますが、一般的には加熱後に瓶詰めされた市販品が利用されます。大きさは2〜5cm前後で、小さいもののほうが高級品とされています。酢の物・汁の具などに利用されますが、最近では美容効果があるとして化粧品にも用いられつつあります。
若芽の時期だけぬめりのある透明な膜が葉や茎の周囲を覆っていますが、このぬめりは多糖類ガラクトマンナンで、食物繊維の一種です。食物繊維には、整腸作用・便秘解消・生活習慣病予防・コレステロール値低下などの働きがあります。
ほとんどが水分で栄養素はわずかですが、胃壁を保護する作用があります。
じゅんさいは小ぶりでぬめりの多いものを選びましょう。瓶詰めや袋詰めのものを購入するときは、日付が新しく、大きさの揃ったものを選ぶようにします。
保存の際は、水洗いしてゆで、水に浸しておくのが一般的ですが、ゆでたものを酢漬けにしておくのも保存方法のひとつです。
じゅんさいの人気&簡単レシピ
じゅんさいの冷製
酢のものが定番のじゅんさいを、かつおの風味豊かに仕上げた一品。酢のものより簡単で、失敗知らずのおいしさです。器に盛りつけたら、わさびを添えて。生姜でも美味しいようなので、お好みでどうぞ♪
じゅんさいのお味噌汁
じゅんさいの汁物といえばお吸いものですが、お味噌汁にもぴったり。独特のとろみを楽しめます。じゅんさいに含まれるネバネバ成分には腎臓や肝臓の機能を高める効果があるので、アンチエイジングにもおすすめ。
蛸オクラじゅんさいのわさび白だし和え
オクラとじゅんさいのねばねばに、タコのコリコリ感が絶妙。白だしの旨味に、わさびをピリッと効かせて。低カロリーなじゅんさいと、良質なたんぱく質豊富なタコは、ダイエット中の方にも嬉しい組み合わせです。
じゅんさい入りかけそば
不足すると脂肪蓄積を招くアミノ酸をバランスよく含むそばに、ほとんどが水分のじゅんさいを合わせた、とっておきなダイエットレシピ。刻みネギをたっぷり乗せると、さらに栄養アップ!つるつるとのど越しが良いので、食欲がないときにも食べやすく、暑い夏にもぴったりです。
じゅんさいの栄養成分表
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)に準拠しています。表の見方や注意事項は、日本食品標準成分表2015年版(七訂)について:文部科学省のページを参照してください。
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- じゅんさい(若葉・水煮びん詰)の成分表 可食部100g当たり
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[ 成分表 ] 単位: /100g エネルギー 5kcal 水分 98.6g たんぱく質 0.4g アミノ酸組成によるたんぱく質 – 脂質 0g トリアシルグリセロール当量 – 飽和脂肪酸 – 一価不飽和脂肪酸 – 多価不飽和脂肪酸 – コレステロール (0)mg 炭水化物 1.0g 利用可能炭水化物(単糖当量) – 水溶性食物繊維 0.4g 不溶性食物繊維 0.6g < 食物繊維総量 > 1.0g 灰分 Tr ナトリウム 2mg カリウム 2mg カルシウム 4mg マグネシウム 2mg リン 5mg 鉄 0mg 亜鉛 0.2mg 銅 0.02mg マンガン 0.02mg ヨウ素 – セレン – クロム – モリブデン – ビタミンA(レチノール) (0)μg ビタミンA(α-カロテン) 0μg ビタミンA(β-カロテン) 29μg ビタミンA(β-クリプトキサンチン) 0μg ビタミンA(β-カロテン当量) 29μg ビタミンA(レチノール活性当量) 2μg ビタミンB1 0mg ビタミンB2 0.02mg ナイアシン(ビタミンB3) 0mg ビタミンB6 0mg ビタミンB12 (0)μg 葉酸(ビタミンB9) 3μg パントテン酸(ビタミンB5) 0mg ビオチン(ビタミンB7) – ビタミンC 0mg ビタミンD (0)μg ビタミンE(α-トコフェロール) 0.1mg ビタミンE(β-トコフェロール) 0mg ビタミンE(γ-トコフェロール) 0mg ビタミンE(δ-トコフェロール) 0mg ビタミンK 16μg 食塩相当量 0g アルコール – 硝酸イオン – テオブロミン – カフェイン – タンニン – ポリフェノール – 酢酸 – 調理油 – 有機酸 – 重量変化率 – 廃棄率 0% () は推定値、 Tr は微量、 - は未測定
<備考>
液汁を除いたもの