空芯菜には、β-カロテンやビタミンC・E、カリウム、カルシウムが含まれています。
空芯菜(ようさい)の効能
空芯菜は中国原産で、中国南部や東南アジアの広い地域で栽培されています。日本での栽培地域は沖縄で、その耐暑性に注目が集まっています。浅い水辺で育つサツマイモの近縁種で、つるが伸び、葉や茎の姿も似ていますが、イモはできません。
つる先のやわらかい若葉や茎は、歯ざわりがよくクセがないため、炒め物や和え物、汁の具、おひたし、天ぷらなど幅広く利用できます。
動脈硬化や老化、がんの予防に役立つβ-カロテンやビタミンEはホウレンソウと肩を並べるほど豊富で、体内のナトリウム量を正常化するカリウム、骨を丈夫にするカルシウム、肌のきめを整えるビタミンCも多く含まれています。
そのほか、活性酸素抑制・脂質酸化防止・コレステロール減少・動脈硬化や糖尿病の改善・がん予防・皮膚や目の粘膜保護・視力低下防止に有効なカロテノイドや、腸内善玉菌の活性化・生活習慣病予防・がん予防に役立つ食物繊維も含まれています。
空芯菜は、葉につやがあり、色が鮮やかで葉先までピンとしているもの、茎がまっすぐ伸び、折れたり傷ついたりしていないものを選びます。
乾燥しないように、ぬらした新聞紙で包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しておけますが、鮮度が落ちやすいため、早めに使いきりましょう。
空芯菜の人気&簡単レシピ
空芯菜炒め
お皿のスープをご飯にかけたくなるほどの美味しさ!ポイントは手早く仕上げること。モタモタしていると、せっかくの食感が台無しになってしまいます。豊富なβカロテンには発がん抑制や免疫力向上作用があり、体内でビタミンAに変換されると視力や髪・粘膜・皮膚の健康維持に役立ちます。さらにビタミンCも含まれ、老化防止にも効果的!
塩昆布入り長芋と大根と空心菜のサラダ
βカロテンやビタミンCをはじめ、カルシウム、カリウム、鉄分、葉酸など栄養満点な空芯菜(ようさい)をサラダでヘルシーに♪空芯菜(ようさい)にはカリウム、ビタミンB1・B2が含まれているので、夏バテ防止にも最適な緑黄色野菜。暑い季節にはお好みのドレッシングやポン酢でサッパリどうぞ♪
空芯菜の塩コショウ炒め
空芯菜(ようさい)は炒めると旨さアップ♪クセがないのでこどもにも食べやすく、にんにくを効かせればお酒にもよく合う仕上がりに。また、ヘモグロビンの生成に欠かせない鉄分や赤血球を作る葉酸が豊富なので、貧血気味の方や妊娠中の女性にもおすすめです。