鯨肉には、鉄やナイアシン、ビタミンB6、EPA、DHAが含まれています。
鯨肉(クジラ)の効能
クジラは海に棲む哺乳類で、ヒゲクジラ類とハクジラ類の2種類に分けられますが、肉質はヒゲクジラ類のほうがクセがなく味がよいとされています。最も美味とされるのは赤身と脂が霜降りになった尾のつけ根の肉で、刺身やステーキなどにされます。
鯨肉は全体的に赤身が多く、タンパク質と、貧血予防に役立つ鉄が豊富で脂肪が少ないのが特長です。
また、ナイアシンも多く、糖質や脂質のエネルギー代謝を活発にするほか、頭痛やめまいの予防にも有効で、ビタミンB6には皮膚炎予防の効果が期待できます。
腹側のウネと呼ばれる肉は高脂肪ですが、陸上動物にはほとんど含まれないEPA・DHAが豊富で、血栓防止やコレステロールを減らす作用があるため、生活習慣病予防にも有効です。
EPAとDHAはエイコサペンタン酸とドコサヘキサエン酸のことで、これらはオメガ3脂肪酸とも呼ばれ、その効能が注目されている栄養素です。
鯨肉はきめが細かく、鮮やかな赤色のものが良質とされています。解凍品を購入する場合は、ドリップ(肉からしみ出す液)の少ないものを選びましょう。
冷凍庫で保存する際は、キッチンペーパーなどで包んだあと、ラップにしっかり包んで冷凍します。
鯨肉の人気&簡単レシピ
鯨肉の竜田揚げノルウェー風
小学生の頃、給食に出るたび、みんなで奪い合いをしたほど美味しかった鯨ノルウェー風を今でも食べたくて完全再現。手順6では焦げないよう気をつけ、酸味をとばすために1分以上火を入れてください。
鯨肉のユッケ
コチュジャンの量はお好みで調節してください。マグロや鯛などのお刺身でも同じように作れますよ。
鯨肉のハリハリ炒め
水菜はすぐに火が通り、生でも食べられる野菜なので、サッと炒めるだけでOK。味は缶汁の量で調節してください。
鯨肉のゴマ油焼き
鯨とゴマ油がベストマッチ!鯨は薄くて火がすぐ通るので必ず弱火で、焼きすぎないように注意してくださいね。
鯨肉のオーロラ煮
給食で大好きだった鯨のオーロラ煮が無性に食べたくなり、安売りの鯨に出会ったので作ってみました。片栗粉をまぶした鯨はカリッと揚げましょう♪