猪肉には、鉄やビタミンB1・B2、ペプチド、カルノシンが含まれています。
猪肉(イノシシ)の効能
猪肉はアジアやヨーロッパで古くから食べられており、日本では縄文時代の遺跡から猪肉の骨が出土しているほか、「日本書紀」にも記述が残っています。かたくて臭みがあるといわれますが、若い猪の肉はクセがなくやわらかで甘味があります。
日本では味噌で煮込む「しし鍋(ぼたん鍋)」が有名ですが、イタリア中部から北部にかけては、ひき肉にしてミートソースなどに使われるほか、フランスではジビエ(野生鳥獣)料理として人気があります。
牛肉や豚肉に比べると鉄が豊富で、貧血や冷え性の予防・改善に効果があるほか、新陳代謝を促進するビタミンB1・B2も含まれているため、疲労回復にも役立ちます。
また、血圧を下げる働きのあるペプチドや、動脈硬化・糖尿病を予防するカルノシンも含まれています。
猪肉は、赤身と白身の層がはっきり分かれているものを選びましょう。白身には脂肪およびコラーゲンが含まれているため、たっぷりと入っているものがよいとされています。
真空パックのものは開封後3〜5日で食べきり、冷凍品を解凍した場合は翌日には食べきるようにします。再冷凍は鮮度も味も落ちるため避けましょう。
猪肉の人気&簡単レシピ
猪肉のしぐれ煮
全ての材料を鍋に入れて火にかけ、煮汁がほぼなくなれば出来上がりという簡単さ!猪肉は薄く切ってくださいね。
イノシシ赤ワインシチュー
猪肉は火が通りやすいように薄くスライスしてください。最後にバターやウスターソース、醤油を少々足すと深みのある味になります。とろみはお好みですが、付けた方が美味しそう♪
猪肉のチャーシュー
砂糖を入れて煮ると固くなるようなので、仕上げ段階に蜂蜜をプラス。カツにすると固くて食べられなかったのが、チャーシューだと美味しくできました。
猪肉の生姜焼き
ポイントは、タレを混ぜ合わせる際、火にかけてアルコール分を飛ばすこと。まろやかさが増し、こどもにも食べやすく仕上がります。冷蔵庫で3日漬け込むとさらに美味しく柔らかに♪
ぼたん鍋(猪肉)
猪肉は弱火でじっくり煮込んでください。だしとみそは濃い目が美味しいです。お好みでゆず七味をかけても♪翌日はうどんに卵がおすすめです。